✔️Fラン大学に行く意味ってあるの?
✔️Fラン大学より高卒の方が良い?
✔️Fラン大学を卒業して人生は好転するの?
こんなお悩みを解決できます。
日本の大学進学率が57.7%と多くの人が大学へ進学するようになった近年では「Fランク大学に行く意味はあるのか」という議論を頻繁に耳にするようになりましたよね。
Fランク大学とは、事実上誰もが入学できるとされる大学のこと。
誰でも入れるFラン大学なんて行く意味あるんだろうか?
Fラン大学でも行く意味はありました!
かつて、「Fラン大学へ行く意味」について真剣に悩んだ経験を持つ私が、「過去の自分に伝えるなら『Fラン大学でも自分の取り組み次第で充実した人生を送れる』ということを伝えたい」と思い、この記事を書きました。
この記事でわかること
- Fラン大学に行く意味を実感した場面
- 社会で輝くFラン大学卒業生の共通点
- 時間とお金を投資する価値はあるのか
入学した時点では同じFラン大学生であっても、
Fラン大学なんかに通い続けても仕方ない
このような後ろ向きな思いで貴重な青春の4年間を過ごした学生と、
充実した4年間にするぞ!
このように前向きな思いで日々を過ごした学生では卒業後の人生が大きく変わります。私はFラン大学を卒業した者として、前者と後者の事例を沢山見てきました。
4年間を充実した期間にできるかどうかに大学のランクは関係ありません!
本記事は私が大学在学中の4年と卒業後の6年の計10年間で何を体験し、どのような感情を抱いてきたのか。一次情報満載の記事となっておりますので、最後までお読みいただければ、世間ではあまり知られていないFラン大学に行く意味や価値がわかります。
Fラン大学に行く意味を実感した場面
大学在学中や社会人経験を積むなかで「Fラン大学でも行く意味はあった」と実感した場面を5つに絞り、ランキング形式でお伝えします。
第1位:国家資格を取得したとき
大学時代に国家資格を取得していなければ、私は今の仕事に就けていません。就職や転職の際に必ず「資格免許証の原本」の提示を求められるのですが、提出する度に「大学に行っておて本当に良かった」と実感します。
私の仕事は資格職なので国家資格さえ取得してしまえば、有名な大学出身だろうとFラン大学出身だろうとほとんど関係ありません。大切なのは資格取得後にどれだけ経験を積み、知識をブラッシュアップしてきたかです。
第2位:大卒資格を手に入れたとき
どんな大学を卒業しても、最終学歴は立派な大卒です。学士号を取得するという達成感は大きく、就職活動で学歴要件を気にする必要がなくなるため、今後の人生で大きなメリットとなります。
私は「大卒」の肩書を手に入れたおかげで、これまでに次のような利点を享受しています。
学歴要件のある求人に応募できる
私が就職活動をしていた際に以下のような求人票がありました。
資格職であっても専門・大卒以上が応募資格になることがあります。
高卒と大卒で給与が異なるとき
高卒と大卒では1ヶ月の基本給に1〜3万円ほど差が出ることが多いです。
1〜3万円って思ったより差はないじゃん
もちろん、業界や企業によって大きく異なります
高卒と大卒でそんなに差が出ない企業もあれば、1ヶ月で5万円以上の差が出る企業もあります。また、昇進の可能性も高卒と大卒で変わる会社もあるので、生涯賃金で考えると1000万円以上の差が出ることが多いです。
第3位:海外経験を積めたとき
大学時代にアメリカ(カリフォルニア州、ハワイ州)、中国(上海市、福建省)にそれぞれ2週間ずつ行きました。社会人になると大学時代と比べ、時間のゆとりが少なくなるため、学生時代に海外に行っておいて本当に良かったです。
大学2年生のときにカリフォルニアでの研修に参加。海外研修は初めてでしたが、大学主催だった安心感がありました。現地滞在中はホームステイ。僕自身、英語はしゃべれませんが、身振りや翻訳アプリ、カタコト英語でなんとか2週間過ごしました。
大学3年生のときに中国の留学生とプライベートで2週間行ってきました。大都会上海と日本でも黒烏龍茶で有名な福建省を訪れました。文化の違いが感じられて楽しかったです。写真があんまり残っていないのが残念。
大学4年生のときにハワイでの研修に参加。他大学の学生と一緒に現地の文化や歴史を学びました。約3週間の滞在だったのですが、飛行機代、現地のホテル代含めてなんと約12万円という驚きの学生価格。このあたりは大学生の特権かもしれません。
大学生と社会人には以下の違いがあります。
大学生
- 長期休暇が自由
- 金銭的余裕がない
- すぐに行動が可能
社会人
- 時間的余裕が少ない
- お金に余裕がある
- 事前準備が必要
社会人になると金銭的に余裕が出てくる分、上司に休暇の交渉が必要になったり時間のゆとりが少なくなります。大学生は金銭的余裕がない分、休みは取りやすいので、「貧乏旅」を楽しむなら学生時代が最適だと言えるでしょう。
人生の思い出の聞かれたときに「学生時代の貧乏旅」を挙げる大人はかなり多い印象です
第4位:人生の方向性を見つめ直せる
大学時代にはさまざまな人と出会いました。その中で、「こんな生き方をしてみたいな」「〇〇さんの人生は素敵だな」と思う場面がたくさんありました。10代後半から20代前半の時期に、そういった貴重な機会を持てたことは非常に価値のある経験だったと思っています。
社会人になってからもできることじゃない?
確かにそうなんだけど、大学時代は将来像を考えるちょうど良い期間なんだよね
社会に出る前
働き始めると大学時代より時間のゆとりや精神的余裕が少なくなってしまう
期間が超絶妙
4年間という設定がちょうど良い。短すぎず長すぎない超絶妙な期間です。
子供から大人
10代後半〜20代前半は人生の基盤を築くための重要な時期となります。
社会に出る前であること
社会人になると大学時代と比較して時間のゆとりや精神的余裕が少なくなってしまうんですよね。私も1〜2年目は職場環境や仕事内容に慣れるだけで精一杯でした。
職場にもよりますが、周囲は社会人経験豊富な大人ばかり。ご結婚されていたり、お子さんがいらっしゃったり。良くも悪くも社会人としての常識が身について考えが固定化されてしまうんですよね。
4年間という期間が超絶妙
短すぎず長すぎないちょうどよい期間。2年間だと入学したと思ったら、翌年にはすぐ卒業してしまいます。資格取得のための進学だと、短期間に知識を詰め込む形になります。良く言えば無駄がありません。
医師や薬剤師、特定の専門職種を除けば、4年以上は少し長すぎます。20代前半で社会経験を積む期間が少なくなってしまいます。
10代後半〜20代前半であること
親から守られていた子どもが社会人として羽ばたいていくための移行期で、人生の基盤を築くための重要な時期となります。
高校生までは多くの人が「自分の家庭の常識」が「世の中の常識」だと感じているはず。大学時代に海外経験を積んだり、多くの人と出会い、様々な価値観や文化に触れることで大きく視野が広がるのです。
第5位:学部で首席になれたとき
Fラン大学に進学を決めた際、心の中で密かに「首席になれるかもしれない」と考えていました。コツコツと勉強を続け、目標を達成できたことは自分にとって大きな自信となりました。
Fラン大学であっても、首席を目指して勉学に励む学生は学部に5人くらいいました。そのため、日々の積み重ねは大事です。ただ、有名大学に比べると競争率はかなり低いと思います。
Fラン大学で首席になるメリットってあるの?
実は結構ありました
- 自信になる
- 大学からお金がもらえる or 学費免除
- 給付型奨学金を受給しやすい
- 学生時代の実績になる
- 大学の特別なプログラムに参加できる
Fラン大学であっても、首席のメリットはたくさんあります
社会で輝くFラン大学卒業生の共通点
私はFラン大学の卒業生として、たくさんの同級生の姿を見てきました。そのなかで、卒業後も輝いている人には以下のような特徴があると気づきました。
長期的な目標を持っている
4年間はなんとなく過ごすには長い期間です。目標は立派なものでなくても良いんです。例えば、将来どんな働き方をしたいかなどです。
- お金持ちになりたいですか?
- 時間にゆとりを持って働きたいですか?
- 場所に縛られずに働きたい?
- 社会的な地位を得たいですか?
- 常に新しい発見に囲まれていたいですか?
- 長く安定して働きたいですか?
大事なのは「自分にはどうせ無理」などと思わず、自由に発想してみることです。
Fラン大学を卒業後、社会に出て輝いている方々は学生時代に以下のような目標を持っていることが多かった印象です。
これらの目標は、大学生が充実した大学生活を送りながら、将来の成功に向けて準備を整えるために非常に有益です。
大学生の4年間は人生を変えるだけの大きな意味を持つ期間です。立派な目標じゃなくても良いので、あなたに合った目標が見つかると必ず充実した大学生活になります。
継続的に取り組むことができる
長期的な目標を描いたら、今度は達成に向けて継続して取り組む必要があります。
半年先、1年先、3年先と「なりたい自分像」を描き、行動していきます。少しずつ、でも確実に前に進んでいくのです。
自分を低く見積もらない
自分はどうせ何やってもだめなんだよな
Fラン大生が陥りがちな考え方です
自分で可能性を狭めてしまっていませんか?
目標を考えるときに大事なことは、自由に発想すること。過去の失敗や今の能力、お金のことは一旦除いて考えるのです。
あなたはこれまでの人生で様々な経験をされてきたはず。きっと失敗や挫折もあったかと思います。
失敗すると「もう傷つきたくない」と心が失敗しそうな行動を回避しようとします。そうするとどうなるか。失敗しない、確実に成功できる目標ばかりを設定するようになります。
ときに、こうした安全な目標設定は自分の成長を制限してしまいます。
たとえば、新しい経験やスキルを習得するための勉強やキャリアアップのための挑戦を「どうせやってもダメだから」と避けてしまうのです。
過去は過去。未来は未来。やりたいことを自由に発想し、「じゃあ今の自分には何が必要なのか?」と考え行動するのが、社会に出ても輝く人の特徴です。
時間とお金を投資する価値はあるのか
私は投資する価値はあると思っています。ただし、条件付きです。以下の質問に回答できるようであれば、Fラン大学でもお金と時間を投資する価値は間違いなくあります。
何を学びたいか
Fラン大学が提供するプログラムやカリキュラムが、自分の歩みたいキャリアや資格取得に直結している場合、時間とお金を投資する価値はあります。
たとえば、特定の資格試験の準備に特化したプログラムがある場合などです。
自主的に学習できるか
ブランド力に頼りにくいのがFラン大学の弱みです。大学を卒業しただけでは十分なアピールにはなりません。自分自身で積極的に学び、成長し続ける意欲を持つことが重要です。
大学の環境を最大限に活用し、自主的にスキルや知識を身につけることができれば、Fラン大学でも大きな成果を得ることができます。
経済的に現実的な選択肢か
大学進学において、経済的な負担は大きな考慮事項の一つです。大学や学部によってかかる費用は異なりますが、平均すると4年間で500万円ほどの学費が必要となります。
中には学費と生活費をすべて学生自身で賄う(日本学生支援機構の奨学金+アルバイト)という学生もいますが、奨学金は卒業後に返済しなければならない借金です。
大学に進学することで、高卒と比べて生涯賃金が500万円以上増えるか、または卒業後に返済の負担が重くならないかを十分に考慮する必要があります。
大学卒業が人生のゴールではない
大学を卒業することは、人生の一つのステップに過ぎません。私自身、この事実を理解するまでに時間がかかりました。
思い返すと、高校時代に難関大学へ合格した友人が周囲から羨望の眼差しや称賛を浴びているのを目の当たりにし、まるでFラン大学へ進学をする私の人生は終了してしまったかのような感覚に陥ることもありました。高校生のうちは「難関大学への合格が正義!」みたいな一面があるかもしれません。
大学進学・卒業は確かに重要な節目ですが、それだけで成功が保証されるわけではありません。重要なのは、大学で得た知識やスキルをどのように活用し、これからの人生でどのように成長していくかです。
大学在学中に積極的に学び、さまざまな経験を積むことで、自分の可能性を広げることができます。自主的にスキルを磨き、自分の強みを見つけ出すことで、Fラン大学を卒業しても大きな成果を得ることができます。
Fラン大学を卒業したことで、自分の未来が閉ざされるわけではありません。どのような大学を卒業したかではなく、その後の行動と努力が、あなたの人生を豊かにする鍵となります。
大丈夫、まだ時間はあります。スモールステップで確実に登っていきましょう。